チームの窮地を救ったのは、やはりこの男でしたね。
アメリカのメジャーリーグで行われたア・リーグ地区シリーズで、
ヤンキースが、崖っぷちから3連勝して大逆転で地区シリーズを突破し、
リーグ優勝決定シリーズに駒を進めました。
正直言って、対戦成績が0勝2敗になった時には、
もうインディアンスが、そのまま3連勝しちゃうかと思っていました。
今年、102勝と圧倒的な強さで地区シリーズに進出したインディアンスは、
昨年も、ア・リーグ王者としてワールドシリーズに進出。
どう考えても、勢いはインディアンスにあるように見えましたが、
田中将大だけは、そんな相手の勢いも全く関係なかったみたいです。
田中将大は、0勝2敗と追い込まれた重要な第3戦を託され、
負ければ敗退というプレッシャーがかかる中で、
この日は、1回から素晴らしいピッチングを見せてくれました。
中でも、得意のスプリットのキレが抜群に良くて、
相手バッターは、田中将大の鋭く落ちるスプリットに
全くバットが当たらず、お手上げ状態になっていたんです。
そして、途中味方の素晴らしい好守にも助けられましたが、
見事にインディアンス打線を7回3安打無失点に抑え、
チームの敗退の危機を救ったというわけです。
崖っぷちからの3連勝で、昨年のア・リーグ王者を破ったヤンキースは、
このまま勢いに乗って、アストロズも倒すことができるのでしょうか。
予定では、田中将大が、第1戦に先発するそうです。
田中将大にとって、アストロズは、あまり相性が良くありません。
今年の5月に対戦した時は、ホームラン4発を含む7安打を打たれ8失点し、
たった1回2/3でノックアウトされた苦い思い出があります。
ただ、その時は、まだ田中将大の調子は良くなかったので、
絶好調にまで復調してきた今なら十分に抑えられるはずです。
地区シリーズ第3戦のように、第1戦を田中将大がビシっと抑えれば、
ヤンキースを勢いづけることができると思います。
何とか勝ってワールドシリーズに進出してもらいたいですね。