あの体の線が細かった少年がまさかここまで勝ち星を積み重ねるとは・・・
先日、愛知県体育館で行われた大相撲名古屋場所で、
横綱白鵬が通算最多勝利数と優勝回数の記録を同時に更新しましたね。
名古屋場所終了時点で、横綱白鵬は1050勝まで通算最多勝利数を伸ばし、
優勝回数も自身の記録を更新する39回目まで伸ばしましたね。
入門当時の彼のことをよく知っているので、
こんな大記録を残せる力士に成長するなんて思いませんでした。
だって、宮城野部屋に入門した時の体重が、
わずか68キロしかない体の線が細い少年でしたからね。
しかも、来日当初は入門できる相撲部屋が見つからず、
一時はモンゴルに帰ろうとしていたみたいです。
そんな白鵬少年を宮城野親方が受け入れてくれたんですが、
もし、その時モンゴルに帰ってしまっていたら、
今の横綱白鵬や数々の大記録も存在していなかったことになります。
宮城野親方に受け入れてもらい、みっちり鍛えてもらったおかげで、
横綱になり、幸せな家庭も手に入れることもできたんです。
だから、日本の相撲界へ恩返ししたいという気持ちは強いはずです。
おそらく、年齢的にまだまだ現役を続けると思いますが、
いずれは親方になって若手を指導する立場になる日が来るでしょう。
噂では、年寄株を持つ親方になるために帰化申請して、
日本国籍を取得することを決めたと言われています。
引退するまで横綱白鵬の通算最多勝利数や優勝回数の記録は、
さらに更新されていくことが予想されます。
次の目標は、あと44勝で達成される幕内1000勝という記録の更新です。
普通に横綱白鵬が持っている力を出し切ることができれば、
どんなに遅くとも来年中には達成されると思います。
いつまで現役として活躍できるかわかりませんが、
通算最多勝利数も1100勝、1200勝ともっと伸ばしてほしいですね。