まさかの結末に、世界中の格闘技ファンが驚いたんじゃないでしょうか。
先日、アメリカのニューヨークで開催されたベラトールNY大会で、
エメリヤーエンコ・ヒョードルが、マット・ミトリオンと対戦して、
74秒KO負けという誰もが予想しないまさかの結末に終わりました。
私個人の意見としては、ヒョードルが勝つと予想していましたが、
こんなにも呆気ない結末になるなんて全く思わなかったです。
だって、全盛期の時には、10年間ずっと負け無しでしたからね。
日本で行われていたPRIDEでも圧倒的な強さで、
一気にヘビー級王者まで駆け上がったあの衝撃は、
今でもついこの間のようにはっきりと覚えています。
特に、ヒョードルのパンチ力は破壊力抜群で、
相手を病院送りにさせることもあるぐらいなんです。
そんな誰もが強さを認めるヒョードルが負けてしまうとは・・・
勝ったマット・ミトリオンは、過去にNFL選手という経歴を持ち、
ベラトールに参戦して約1年になる元UFCファイター。
試合のゴングが鳴る前は、どんな試合になるかワクワクでしたが、
予想を反して、わずか1ラウンドで勝負の結末が訪れます。
1ラウンド1分14秒に、ヒョードルとミトリオンがお互いに
右ストレートを繰り出して、それがカウンターとなって相打ちに。
すると、そのままダブルノックダウンで同時に2人共崩れ落ちたんです。
しかし、ダメージが少なかったのかミトリオンが先に立ち上がり、
そのままパンチの連打を浴びせてヒョードルは失神。
あのヒョードルが、失神KOという形で負けるなんて信じられません。
ましてやたった74秒でKO負けしたから言葉が出ませんでした。
ヒョードルを失神KOしたことで、一躍有名になったミトリオンですが、
今後は、現UFCヘビー級王者スティーペ・ミオシッチに
挑戦する意思があることを表明しました。
それにしても、ヒョードルの精神状態が心配ですね。
本人もまさかこんな結末になるとは思ってなかったはずです。
まあ、ヒョードルのことだからすぐに立ち直って、
次戦でまた彼らしい強さを見せてくれるでしょう。